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信越五岳トレイルランニングレース ~100kの旅:中の下(レース)編

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(ここからは疲労困憊のため写真を撮る余裕がなかったので極端に写真少なくなります。終盤は真っ暗だったし。文章ばっかりですがご了承ください。<(_ _)>)


リスタートしてからは、自分でもびっくりするぐらい体調が良かったのです。
感覚的にはスタートから20kmぐらい走った状態に近い。なんかわからないけど「イケるかも!」みたいな精神状態に。

NIのレッドブル飲みが効いたのか、ベスパが効いたのか、やっぱりマッサージしてもらったのが効果的だったのか、はたまた精神的なものなのか?
何十キロも1人で走っていると、人からもらうパワーというものが想像以上に大きいものだということに気がつきます。


P1060201.jpgしかしながらこの好景気も長くは続きません。
一時間もするとまるで薬が切れたかのように腿の痛みが再発。
おまけに前半にはなかった足裏の痛みも勃発。

黒姫山のトレイルもヒーヒー言いながら走ります。もうこうなると全然楽しくない。



P1060203.jpg16:08 古池に到着。

夜は気をつけないと池に落ちますよと言われてたけど、痛みと疲労で朦朧としているので明るくてもうっかり気を抜くとズルッといきそう。

古池を左回りに半周してしばらく進むと6A到着。


ジャガイモとスープがうまい。イスに座って休んで下さいなんてスタッフの人に優しく言われるもんだから、うっかり座るとも~起き上がれない。
そこに根が生えたかのように動けず、カラダがこれ以上動き続けることを拒否しています。

続々と後続の選手がエイドに到着してまた旅立っていくのを後目に、熱い湯船に浸かり体がその温度に馴れるまでじっとしているかのようにイスの上で固まり、まんじりとも動きません。いや動くことができない。

あー早く帰って温かい温泉に浸かりたい...そして風呂上がりのビールを一気飲みするんだ...今回は奮発してエビス飲むんだ!あー早くビール飲みたい...そのためには一刻も早くゴールするんだ...そうだ、そのためには立ち上がって先に進もう!

半ば強引に思考を切り替え、鎌倉の大仏のように固まった体を今一度奮い立たせます。
コーラをグビッと流し込み、スタッフの明るい声援に見送られながら再度戦場に赴きます。
(次に喉に通す炭酸はコーラじゃなくてビールでありますように)



勢いよく飛び出したもののここからは苦手なロード。足の裏が焼けるように痛い。たった1.5kmのロードとわかってはいるものの無限の回廊のようにアスファルトが続きます。
でもここは絶対に歩かない!

スタッフの大型バスが通り、すれ違い様に応援してくれるも、引きつった笑顔で手を小さく振り返すのが精一杯。

このあたりからペーサー付きの選手を見かけるようになりました。
会話をしたり励まし合いながら走る姿がうらやましい。
自分もペースが近い選手がいると、その人を仮想のペーサーと見立て、引き離されないように必死に食らいついていくのでした。



P1060205.jpg16:55 ついに戸隠神社の参道に到着。
だいぶ日が暮れてきたとはいえ、まだまだ観光客が多い。ここに訪れた人にこのレースの素晴らしさを認知してもらうためにも、ちんたら歩く姿は見せられない!
走りました。必死の形相で。
熊鈴をチリンチリン鳴らしながら、鬼気迫る顔をして、本殿に向かって地を這うように走る姿は相当不気味だったと思います(笑)。




随神門まで来ると参道から左に逸れます。ここでもボランティアの方が応援してくれます。「神奈川の○○さん、ガンバレー!」
名前で呼ばれると一瞬ハッとします。参加者名簿と照らして呼んでくれてるんでしょうけど、そのちょっとしたひと手間がうれしいですね。



そこから7Aまでは意外と近かった気がします。ここでも石川さんが登場しハイタッチ!(この人ほんとすごいわ) いよいよ終盤も間近な感じがしてきます。
だいぶ日が落ちてきたので鏡池はなんだかよくわかりませんでした。
陽が残っているとはいうものの、トレイルの中だとライトがなくても進めるぎりぎりの明るさ。真っ暗の中をボランティアの方が一人でポツンと立っていて、「こちらですよー」と大声で案内してくれます。ほんと頭が下がります。

途中近くを走る選手との会話で「最後の飯縄山のために力を残しとかなくっちゃ」なんて言ってましたが、もう自分には力の配分を考える余裕はございません。
ただただない力をボロ雑巾のような体から絞り出すだけです。



そして最後のエイド8Aに。
知っている顔に会うとホッとします。おそばを胃に流し込み(このあたりから胃腸の具合もよくない)、いざ飯縄山アタックへ!
エイドのスタッフも体力勝負だけどがんばれ!と思いながらも「ごちそうさまー」しか口に出させませんでした。「あと10kmで終わっちゃうのか~」なんて会話をしている選手もいますが、自分はいいから早く終われー!!と心の中で叫ぶのでした。

いよいよ暗くなってきたのでヘッドライトを装着。
戸隠神社中社を抜け、ロードを交えつつ徐々に林道へ。
この時何を考えていたかはもう思い出せません。
無心だったのかも。ただただ足を黙々と前に繰り出すだけ。



最後の砦、飯縄山トレイルに入ります。
途中完全な一人旅になり、前も後ろも真っ暗闇。自分の持つ薄ぼんやりしたヘッドライトとハンドライトの明かりだけが頼り。
遠くから微かに熊鈴の音が聞こえるとホッとします。

飯縄山は徐々に険しさを増していきます。それと同時に霧が出始め冷気が立ちこめます。
いよいよ足が動かなくなり、高度が増すに連れだんだんと吐き気を催してきました。
フラフラの状態で3分登っては1分休みの状態で、いつの間にか後続に追い越されていきます。いいですいいです、どうぞ先に行ってください。
途中途中テントを張っているスタッフの方もいて「(山頂まで)あとどのくらいですかー?」「15分ぐらいかねぇ」なんて言われるもx2倍の時間はかかるなと覚悟して上を目指します。

登れば登るほど吐き気が強くなり、これって高山病では?と思いつつも休み休み足を進め何とか山頂の分岐へ。激しい立ちくらみのような状態になり、山頂のスタッフのテント脇で休憩させてもらいます。水物もここですべて飲み干してしまいました。



スタッフの無線から「ゼッケン5○○の選手、○○ポイントを通過。なおこの選手は女性です。」のような報告が逐一入ってくるのが聞こえます。「500番台はみんな女性だからいちいち言わなくてもわかるよなー。ははは」なんて会話をぼーと遠くで聞きながらは目眩が治まるのをじっと待ちます。
その間にも数名の選手が現れては闇の中へ下っていきます。

長野方面の夜景は霧のせいなのか自分の目の焦点が定まらないからなのかぼんやりとしたあかりがちらちらと見えただけでした。



5分ほど休んで、少し落ち着いてきたのでスタッフの方にお礼を言い下りに向かいます。
岩から岩への段差を着地するたびに腿に涙がこぼれそうなほどの激痛が走ります。
痛くて泣くなんて子供の時以来ではないではないでしょうか。
リタイアすることも頭を過りましたが、どちらにせよこの山は痛みをこらえて降りなければならないので同じこと。

時折目眩がするので、とにかく転んでケガだけはしないように(この状態でコケたらおそらく大惨事)、手当たり次第に近くの枝や草木にしがみつきながら一歩一歩降ります。


飯縄山に入ってから極端にペースが落ち、この時点で目標の15時間をオーバーするのはほぼ確実。かなりの人数に抜かれますが、この状況ではとにかくゴールさえできればよし。



ついにラストの林道へ。下まで降りると吐き気と目眩は治まりました。やっぱり高山病?
ただひたすら淡々と。歩いているのか走っているのかわからないようなペース。

曲がり角で「あと900m!」なんて声援をもらいましたが、ぜったいにウソだなと思いつつもここからは、絶対に歩かないと心に決めペースをあげます。
足の痛みも疲れもとっくにピークを超えていますが、あれっまだペース上げれるんだと自分でも驚き。
案の定900mの3倍ぐらい進んだところで残り500mの看板。
(900って絶妙な数字ですね。もう1km切ってんだー、ラストスパート~!!みたいな力が自然と湧いてきます)



突如前方の暗闇の方から声が聞こえてくると思えば石川さん。
もう今日4回目です。すごすぎるこの人!!! 最後のパワーをもらいます。
(あとでゴールのMCの女性に話を聞いたら、「みんなの様子が心配だから」って一人で飛び出していっっちゃったらしい。)



ゴールの飯綱高原のスキー場に入ると、MCのアナウンスが聞こえてきます。
ついにキター!!もう自然と雄叫びのような声が漏れます。
最後は本気のダッシュ!全身の力をすべて出し切って猛烈なるダッシュ!!
そして感動のゴール。


しばらくその場にへたりこんで放心状態....真っ白です..

終わったー....



P1060207.jpg

タイムは15時間19分。21時前にはなんとか帰ってこれました。
目標の15時間はオーバーするもあの状態で大きなケガなく帰って来れたのは救いです。


100kmという長く苦しくも楽しい「旅」はようやく終わりを迎えることができました。
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テーマ : ジョギング・ランニング
ジャンル : スポーツ

tag : 信越五岳 トレイル レース

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(新規エントリーはこちらをご覧ください。このサイトは2010年1月までのアーカイブです。)
■2008年に鎌倉に越して来て以来自然に魅せられ、突如トレイルランにハマる30代男子。
スカルワッペンのルーファスがトレードマーク。
(どこかで見かけたら気軽に声掛けて下さいな)

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