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富嶽周回 ~Long Distance Journey~ 前置き編

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かなり今更のネタなのですが、11月に「富嶽周回」という富士山の周りを走って一周するというイベントに参加してきました。
(集中して書ける時間がなかったり、Macの調子が悪かったりとずっと手付かずの状態でした..(-_-;))



道に迷うこと 数回
完全にロストすること 数回
リタイアしようと思ったこと 数回

富士山を巡る87kmの旅は想像以上に過酷でした。
...というよりも舐めておりました。
信越五岳の100kmに比べれば、それよりも15kmも短いんだから、まぁなんとかなるでしょうぐらいの気持ちでいたけど過酷さは別格。
なんとなくあのレースを基準に考えていたものだから、今回の旅はとてつもなく難航を極めました。逆にいかにあのレースがユーザーフレンドリーというか、スタッフやボランティア、目印が豊富であったことかを思い知るのでした。

87kmの行程中、スタッフはエイドに数名とスタート直後に数人いただけ。
途中分岐点やわかりずらい箇所にはフラッグや目印があるものの、先に進めば進むほど数が減っていき、夜間走行になる後半はほとんど存在しない恐ろしいもの。
少ない道標と地図(とコンパス)だけが頼り。
これが数百人規模のレースだったら確実に遭難者続出のハイレベルな大会。
おそらく一度も道に迷うことなく完走できた人はいないのではないのでしょうか?


今回この「富嶽周回」は基本的にレースではなく、事前の告知もweb以外にはほとんどなく応募人数も80名という希少なイベント。

レースではないので、時間や順位を気にせず本当の意味ですばらしいロケーションを満喫できるだろうと思って参加したものの、足腰のダメージと前半の悪天候や度重なるロストによる精神的ダメージによりボロボロな状態で、終盤はとにかくゴールに帰ってくるのが精一杯で旅を楽しむ余裕はございませんでした。

しかし自分がまぎれもない”山”を走っているということを実感し、そしてそれが遭難や事故などの危険と隣り合わせな行動であるということも再認識することができました。
それを踏まえた上で地図読みや天気、装備、緊急時の対応などの正しい知識と経験を身につけることがトレイルを走るために重要であると強く思うようになりました。


朝霧高原を基点として富士山の周りを一周するという壮大な企画に、富士登山以上の魅力を感じて即参加したいと思うも、仕事のスケジュールとの兼ね合いが微妙でなかなかエントリーするまでに踏ん切りがつかず、エントリーした後も直前まで行けるかどうかはっきりしない状態だったので、準備も中途半端でまるで実感がありませんでした。
そんな状態なもんで、誰かを誘うわけにもいかず、参加すること自体あまり公にしていませんでした。

しかしいざ参加できるとなるや、前日もスパッと有給をとり、完全に移動日に割り当てることができました。
最初は前日の終電で移動かななんて考えてましたが、富士宮から朝霧高原までバス移動しようとすると、どうやっても午後イチにはこちらを出発しなければならず、会社に行って帰っての時間はありませんでした。

またスタート時間は土曜日の朝7時。制限時間は28時間ありますが、日曜日はそのまま出張が入っているため、早朝にはゴールに戻ってきて、遅くてもお昼前には出発しないと新幹線に間に合いません。ゆとりのない日程でしたが、なんとか大きなケガもなくゴールすることができました。


金曜日は完全に移動日。前日は残業で終電近い時間で帰ってきたので、朝起きてからもろもろの準備を開始します。
携帯補助食が何にもなかったので、OSJに立ち寄りパワージェルとパワーバーを購入(本当はカーボショッツがよかったけど..)。
鎌倉駅からはJRのローカル線を乗り継いで大船~熱海~富士~富士宮。
そこから富士急バスで朝霧高原へ。このバスが一日数本しか運行していない。乗り遅れたらDNS確実です。
朝霧高原道の駅までバス移動。そこでゴハンを食べ、45分かけて目的地である朝霧野外活動センターまで歩きました。
普通はマイカーかタクシーで行くらしいのですが...これから90km弱も走ろうとする人間にはこれしきの距離は余裕で歩きます。
が、このころにはすでに日は落ち、ポツリポツリと電灯があるだけの真っ暗な一本道を一人で歩くにはヘッドライトが必須でした。

朝霧野外活動センターに到着するころには雨も降りだします。翌日の天気予報もほぼ100%の雨。
もう開き直って走るしかありません。


fugaku_02.jpg受付でもらった5枚の地図をつなぎ合わせてみて、初めて今回走るルートの壮大さに唖然。
ブリーフィングの時間にコースガイダンスがありましたが、この時はそんなに地図が重要であるようには言ってなかった気がする(「ランニング中に地図を見る必要性はほとんどないと思われますが」ってwebにも書いてあるし!?)けど、そこは村越真さんがディレクターを努めるイベント。地図読み要素満載になることに早く気がつくべきだったと12時間後に後悔するのでした。


fugaku_01.jpg

宿泊の部屋には偶然マイミクさんが相部屋だったのでなんかほっとしました。
ブリーフィング後はめずらしく22時過ぎには就寝し明日に備えるのでした(飲食禁止で酒もおやつもなかったし)。



<富嶽周回 当日(前編)はこちら>
<富嶽周回 当日(中編)はこちら>
<富嶽周回 当日(後編)はこちら>
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tag : トレイル 富士山 ロゲイニング

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どーでもいいことですが敬称を「っち」に統一しました。
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Re: No title

トラブル続きで更新遅れましたが、続編発表いたしました~

> お。。恐ろしい。。。
> 本編、楽しみだけど読むの怖いっす!

Re: 驚きの周回ですね。

M-nopというNPO法人のサイト(http://homepage2.nifty.com/MNOP/)で募集していましたよ(多分このサイトだけ)。他にもロゲイニングをよく主催されています。

富士登山は何度か経験がありましたが、一周するという発想はダイナミックすぎで考えたこともなかったのですが、参加してみて本当にいい経験ができました。(個人ではなかなかできないですし)

驚きの周回ですね。

はじめまして。kagamiです。富士山ネタなのでつい見入ってしまいました。初めてコメントさせてもらいます。

この大会はどこで応募かけているのですか?僕の身近にもきっと飛びつきたい人がいるので、是非紹介してやりたいと思います。

富士山の西側の朝霧高原や、南側の富士市、富士宮方面はまったく無知なじぶんですが、富士登山競争の吉田口登山道や、登山駅伝の御殿場口登山道を横切って走ったんでしょうね。植物がなくなっている高地でしたら、富士山の稜線越しの景色が見ごたえありそうですし、緑のある標高の周回でしたら普段見慣れない高山植物に囲まれてきっと別世界をはしるようですね。

それにしても雨の中お疲れ様でした。そして、強行スケジュールで参加された模様で、お体大丈夫ですか?相当タフですね。びっくり。


別件ですが、昨日午前中に獅子舞行きました。泥だらけになりました、上半分は綺麗な紅葉でした。

No title

お。。恐ろしい。。。
本編、楽しみだけど読むの怖いっす!
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Author:NEGO

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(新規エントリーはこちらをご覧ください。このサイトは2010年1月までのアーカイブです。)
■2008年に鎌倉に越して来て以来自然に魅せられ、突如トレイルランにハマる30代男子。
スカルワッペンのルーファスがトレードマーク。
(どこかで見かけたら気軽に声掛けて下さいな)

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